“デザートには様々なものがあり、カロリーも異なります。ゼリーなど寒天やゼラチンを使用したものは比較的カロリーが低いのですが、ベーキングパウダーを使用したケーキなどの洋菓子の場合はカロリーが高くなることが多いです。
ベーキングパウダーは膨張剤のことを指しており、パンであればドライイーストのような役割をしています。昔はふくらし粉と呼んでいましたが、近年ではベーキングパウダーと言われることが多くなりました。ベーキングパウダーは二酸化炭素を発生させることによって膨張し、加熱をすると約4分の1の量が二酸化炭素として放出する仕組みになっています。カロリーにおいては100gあたり127Kcalと調味料の中では高く、さらに成分として炭水化物が29gも含まれていますが、一般的に100gも使用することはなくおおよそ10g程度となるのでカロリーも15Kcal前後となり、さほど高くはありません。ですが、糖質を比べた場合100gでは29gほどの糖質量となっているので、大さじにすると3.9gとなり、高くなります。ベーキングパウダーだけで使用することはまずなく小麦粉や卵とともに使用し、飾りとしてクリームを使用することもあることから洋菓子はカロリーが高くなってしまいます。
デザートのカロリーが最も高いのはチョコレートやいちごのチーズケーキであり、パイやタルトもバターを多く使用するため高くなる傾向があります。またアイスクリームも冷たいため甘さを感じませんが、多くの甘味料が含まれており、溶けたころのものを食べると大変甘いことに気が付きます。乳製品を使用したものは一般的に乳脂肪の分だけ高くなるので注意が必要です。さらに意外とグミやキャンディ類も小さい割に高いので、選ぶ場合はノンシュガーのものを選択することが大切となります。
甘いものは脳を麻痺させてしまい、さらに欲するようになってしまうことが多いです。中毒性があり毎日食べることが習慣になったり、食べる量が増えたりしている時は気を付けなくてはなりません。病気ではないのに体がだるい場合は、小麦粉が含まれているデザートを多く食べていることがあり、だるさがある場合は小麦由来のデザートを控えるだけでも改善することができます。また、甘いものは血糖値を上昇させてしまい、結果として細胞の老化を促してしまいます。血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、このインスリンが過剰に分泌され続けてしまうと認知症のリスクがあがります。デザートはカロリーとともに含まれているものにも注意をする必要があります。”