最近では、さまざまに目新しいスイ-ツが次々と現れていますが、やはり昔からの和食系スイ-ツは未だに根強い人気を持っています。中でも老若男女問わず、一定数のファンがいるのが「ようかん」ではないでしょうか。一般的にようかんは和菓子屋さんで売っている密かなグルメのひとつだと認識している人が多いかもしれませんが、実は自宅でも簡単に手作り出来てしまうということをご存知でしょうか。
材料は4人分で、こしあん300グラムと水が300ミリリットル。砂糖はおおさじ1杯で塩はひとつまみ程度です。それに市販の粉寒天が3グラム、とこれだけで基本のようかんが簡単に出来上がります。時間にして30分程度でしょうか。
作り方は、まずお鍋の中に水と粉寒天を入れます。そしてそれをそのまま少なくとも10分以上おいておくようにしてください。時間が経ったらお鍋を中火にして、3分ぐらい熱を入れます。沸騰したところで砂糖を入れて、よくかき混ぜましょう。お鍋の中身が良く混ざったら、火を弱くしてこしあんと塩を加え更によく混ぜてください。全体がよく混ざったら火から鍋を下ろして今度は鍋ごと氷水につけます。この時、あらかじめ氷水を用意しておけばスム-ズに鍋を冷やすことが出来ます。氷水につけた鍋の中身をゆっくりとかき混ぜてください。これは粗熱が取れるまで続けるようにします。
粗熱が取れたら、今度は中身を型に入れましょう。お馴染みの長方形の型はもちろんのこと、可愛らしい型も市販で手に入るので、違った形でも楽しめるのではないでしょうか。後は冷蔵庫に入れて1時間ほど冷せばオリジナルのようかんの完成です。
こんなに簡単に出来るとは意外に思われますが、コツとして覚えておいてほしいのが、必ず鍋の中身を沸騰させるということです。寒天は沸騰しないと固まらないという性質を持っているので、ここが肝心なポイントです。和食は甘さ控えめが好みだというなら、砂糖の量を減らすなどして自分好みの味を完成させてください。また、あんこを加える際に裏ごしをしながら行うと、より仕上がりがなめらかになります。慣れてきたら、基本レシピのアレンジ版として中に栗を入れたり、さつまいもを入れるなどすれば、より美味しくなるのではないでしょうか。
基本のレシピさえ覚えておけば、夏は水ようかんにするなどアレンジにも幅が出て、家族全員で手作りの和のグルメスイ-ツを楽しむことが出来るでしょう