食器棚の油汚れを取り除く方法には、複数のやり方が存在しています。その方法の1つが、グリースを使うことです。グリースは、油汚れが気になる部分に吹きかけて拭きとるだけで掃除ができる仕組みになっています。市販されているグリースにもさまざまな種類があるため、状況に合わせてどのような商品が適しているのか検討しましょう。材質に合わせて購入する商品の種類を検討することも欠かせません。

また汚れを取り除くためにレモンを使うのも1つの手です。レモンに含まれるリモネンという成分は、油脂との親和性が高いため、油による汚れを溶かしてきれいにできます。汚れの気になる部分をレモンでこすって、汚れが落ちたら水拭きをしてきれいにしましょう。
軽い油汚れの掃除であれば、アルコールを使うという選択肢もあります。例えばスプレータイプのアルコール除菌剤であれば、軽い油汚れなら比較的簡単に落とせます。そして掃除だけではなく、除菌も合わせて行えるというメリットもあげられます。食器棚だけではなく、台所のさまざまな場面で活用できるのがアルコール除菌剤です。ただしコンロの周りでの取り扱いには注意が必要です。
ほかにも酢を使った掃除の方法も存在しています。酢を含ませた布で拭くだけなので、調理用で使っている酢を少し使って、食器棚をきれいな状態にしましょう。最後に水拭きをして、ニオイが残らないように注意することが大切です。
しつこい油の汚れ掃除に使われることが多いアイテムの1つが、セスキ炭酸ソーダになります。水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯をスプレーボトルに入れてよく混ぜます。混ざったら布にスプレーを吹きかけて、気になる部分を吹き掃除するだけです。セスキ炭酸ソーダを常備しておくだけで、さまざまな場所の汚れを取り除くために活用できます。
また重曹が含まれていることから、ベーキングパウダーを掃除に使おうと考える方もいます。重曹は油汚れの掃除にも適しているものの、ベーキングパウダーを使うときには注意が必要です。ベーキングパウダーに含まれているでんぷん成分によって、汚れが落ちるどころかベタベタになってこびりつく可能性もあります。掃除に使うならベーキングパウダーは避けて、重曹にしましょう。
このように気になる油の汚れを取り除くための方法にも、複数の選択肢があります。汚れの度合いなどを考慮して、自分に合った方法で食器棚を綺麗な状態に保つことが大切です。