素朴な味わいでほっと心が和むようなおやつの一つがおやきです。信州名物でもあり、寒い冬の季節には、熱いお茶とともに一緒に食べたくなるおやつとも言えるでしょう。作り方は意外にも簡単で、近年では簡単時短レシピなども多数紹介されているので、好きな具材で自家製の小宅を楽しんでみるのも良いでしょう。生地の作り方や包み方、焼き方のコツなどを覚えれば、比較的簡単に作ることができます。きんぴらや野沢菜、切り干し大根などのようなおかず系の具材もあれば、あんこやかぼちゃなどのスイーツ系のアレンジもできるので、材料や作り方を参考に、ぜひとも作ってみましょう。

素朴なおやきは山里らしい素材を使い、じんわりとしみる懐かしい味わいが感じられます。野菜をたっぷりと詰め込んでいたり、栄養が豊富であるでも嬉しい魅力です。ヘルシーなおやつや軽食として、時代に合った斬新さも感じさせてくれるものです。そもそも長野の北信地方、安曇野地方が発祥となっていて、寒く米作に適さない地域において、米の代用食としても親しまれてきたのです。現在では信州名物としても全国的に有名になっています。小麦やそば粉などを使って作った皮に、具材を詰めて焼いたり蒸したりするものもあります。また具材を選び上手な食べ方をすることで、ダイエットにもぴったりと言えるでしょう。
4人分のおやきのレシピを紹介すると、まず最初に材料は薄力粉が300グラム、ベーキングパウダーが小さじ2杯、ぬるま湯が1カップです。茄子を1個と調味料として味噌25グラム、サラダ油大さじ2分の1、砂糖小さじ1、ほんだし小さじ2分の1を用意します。その他に切り干し大根の煮物を40グラム用意しましょう。つくり方はポリ袋に材料を入れて混ぜて油大さじ2を加えます。ぬるま湯を生地の硬さを見て調整しながら加えてこねて、1時間ほど寝かせましょう。その後8等分にして丸めます。茄子は1センチ角に切ってボールに入れたら調味料を加えて4等分にします。生地を丸く伸ばして茄子をのせて包み、切り干し大根も同様に包みましょう。フライパンを熱し、片面3分ほどずつ焼いて、両面に焼き色が付いたら5分ほど蒸し焼きにして完成です。このおやきは実はホットプレートでも簡単に焼くことができます。ホットプレートであれば一度にたくさん焼けるので便利とも言えるでしょう。焦げることもあまりないため失敗も少なく、カリッと香ばしく焼き上げることができます。