普段日常的に使用しているディナープレートは、繰り返し使用するたびに汚れや小さなキズが付いてしまいがちです。大切なディナープレートだからこそいつまでもきれいな状態で使用したいと考えている方も多いので、処分をするのではなく自分で傷を修復する方法をチェックしてみましょう。ガラス素材のディナープレートならば、まずは傷の状態を確認して表面のみの軽微なものなのか、裏面に到達するような深い状態なのかを確認することが大切です。

裏面に到達するような深い状態ならば使用を続けることが危険な状態なので自分で行える修復方法はないと諦める必要がありますが、もし浅い軽微な引っ掻き傷や5mm以下の小さなものであれば、対処することができる可能性が高いです。
まず最初に行う対処方法としては重曹を使用することで、目立っていた傷を除去できる場合があります。やり方は重曹と水をミクスチャーしてペースト状態にします。後は乾いた布にペースト状の重曹を少量とり、ディナープレートに布を当てて丁寧に磨きます。しっかり磨いたら濡らした布を用意して重曹を拭き取ることで完了です。
この時のヒントとして、重曹をペースト状にする場合しっかり柔らかくなるまで水とミクスチャーすることで、水の量が少なすぎると研磨状態が強くなりすぎてしまい表面に新しい傷がついてしまう可能性が高くなります。また水の量が多すぎてしまうと傷つける心配はありませんが、補修効果が薄くなってしまうので量を調整しながら使用することがポイントです。ペーストを布で擦るときには、あまり強い力を入れずに円を描くようにくるくると優しく擦ることが大切となります。
自宅にあるもので他に使えるものとしては、歯磨き粉を使用する方法もあります。歯磨き粉には研磨入りタイプの商品が多く適量の歯磨き粉を傷の目立つ部分に塗布してから、優しく擦ることによってガラス面を柔らかくして傷そのものを目立たなくする効果が期待できます。ただし歯磨き粉が有効なのはごく小さな傷となるので、少し大きめのサイズならば他の方法を試すとよいでしょう。
これらの方法でも解決しないディナープレートの傷に関しては、ホームセンターやオンラインショップなどで販売されているガラスリペアキットを使用することで解決する可能性があります。仕組みとしては傷口をピンで広げ、UVレジンと呼ばれる紫外線硬化樹脂を流し込み固めることによって修復するという方法です。修復に必要な道具は全てキットに付属しているので、初心者でも気軽に挑戦することが可能です。