現代の日本は空前のアウトドアブームと言えるでしょう。キャンピングカーやグランピングが、雑誌やテレビ、ネットと言ったメディアで非常に多く取り上げられています。自然を体感すれば、日の光を浴びマイナスイオンに抱かれ、非日常を満喫することが出来ます。すると日ごろの憂さや仕事でのストレスも発散でき、心身ともに健やかになっていきます。こうした効果が期待できるため、多くの人がこうしたアウトドアにのめりこむようになっているんです。
CAMPFIREも昨今のアウトドアブームで、再注目されるようになりました。キャンプファイヤーは多くの人々と、火を囲み歌や話を繰り広げ、おいしい飯盒炊飯に舌鼓をうち、デザートのスイーツをほおばるのが醍醐味です。火を囲むと人は自然と温かい気持ちで、リラックスでき、人に心を開きコミュニケーションを円滑にすることができます。その為日本にとどまらず、世界の人々が会社での福利厚生の一環や、学校での課外学習でキャンプファイヤーを行うのです。
キャンプファイヤーの火で調理する料理の味は格別であり、自然と多くの人々を笑顔にします。なかでもアメリカやカナダのキャンプファイヤーで必ずデザートとして出されるものがあります。それがスモア【s’mores】というものです。具体的にどのようなものかというと、グラハムクラッカーとチョコレート、マシュマロを用いた甘いデザートです。
グラハムクラッカーの上にまず板チョコをのせておきます。そしてマシュマロを串かフォークで刺し、火で炙ります。マシュマロが5倍程度の大きさに膨れ上がり、表面に焦げ目がついたらそれをチョコレートの上にのせます。そしてもう一枚のグラハムクラッカーでサンドして食べるスイーツです。マシュマロの熱さでチョコもとろりと溶けて、ほおばると美味しくて、もっとちょうだいと思わず叫びたくなるスイーツです。
スモア【s’mores】はアメリカとカナダでは、まさしくもっとちょうだいの意味の言葉です。このスモア【s’mores】の歴史は非常に長く、1927年ごろにはじめて記述が見つかっています。ガールズスカウトの山歩きの際の記述に、はじめてこのスモア【s’mores】が登場しているのです。このおいしさは永遠不滅であり、現代のキャンプファイヤーでもアメリカやカナダでは定番の人気となっています。アレンジとしては、サンドする際にピーナツバターを加える人もいます。